30歳を過ぎるころから多くの人はマイホームの購入を考え始めます。最初は物件情報を調べながら欲しい家の想像をふくらませます。さらに賃貸vs購入といった記事をみて経済面での違いを調べたり、マンションvs一戸建て、新築vs中古など、さまざまなマイホームの購入パターンを覚えていきます。
そうして自分の欲しいマイホームのイメージができたら、住宅展示場やマンションギャラリーに出かけたり、不動産会社で要望を伝えて希望に近い物件を見せてもらったりします。
物件を3~10件見て、その中で一番の希望に近い物件に買い付けを入れ、銀行に住宅ローンの申し込みをします。晴れて住宅ローンの審査で承認が下りれば、あとはマイホーム購入に関する手続きと引っ越しをするだけです。
ところが、比較検討して一番だと思って買ったマイホームが、同じグレードの賃貸物件に住むより住居費の負担が増えてしまったり、せっせとローン返済をしている家が資産価値の低い物件であったりすることがよくあるのです。
そのため収入が減っていざマイホームを売却しようとした時、住宅ローンの残債よりも低い金額でしか売れず、泣く泣くマイホームを手放したうえに借金まで残るという悲惨な事態が起こります。
では、こうした「マイホーム貧乏」にならないためには何が必要なのでしょうか。